Maysicoが綴り続けるブログ「今夜も力うどん」無駄なことはだいじなこと

昨日、サックスの生徒さんと3歳女児と1歳男児の子供たちと、新宿にあるプーク人形劇場に行った。
南新宿は以前、短い期間だったが教室の場所でもあったので懐かしい。
創立90年!(私のサックス教室は23年。🐣だ。)
昔からその存在は知っていたが、こんな形で体験することになるなんて。
一児を産み中断、そして再開、二児の母になってもまたサックスを再開してくれたさつきちゃんのおかげ。
全くの他人だが、家族だと思っている。
教室みんなそう!
劇場は前の方にこども席が設けられ、親と離れてこども同士で座れる。
三歳児も私たちの前のこども席に座った。
ついこの前まで片時もパパやママから離れなかったというのに^_^

演目は、途中15分の休憩をはさみふたつ。
舞台に置かれた立方形の箱の転回がストーリーの中心である、『ふしぎな箱』と
もうひとつは福音館書店から発行されている『もりのへなそうる』
ふしぎな箱は、まるでマイルスの音楽を聴いているような、ミニマムな美しさ。
かたや一方は、そなへいるという想像、創造上の動物との交流のおはなし。
人形劇というと、遣い手は黒子で顔を出さないスタイルだと思いきや、人間が動かすことを見せる人形劇。
これは文楽にも通じて、なかなか深い。
素晴らしかったのが、主人公であるへなそうるのルックスと構造物としてのクオリティの高さ。
どちらも丁寧に作られた素晴らしい劇だった。

終演後、まだ帰りたくない、どこかで遊びたいと言っていた三歳児もお昼を食べたら寝落ち。
デパートの屋上を目指して上がったものの、そのまま親子と解散となった。

夕方メールと写真が。
「ひとり人形劇が始まりました」
ぬいぐるみを何体も抱えた三歳児が、語り付きで人形劇を始めたらしい。

この吸収の早さ。観たものの影響。
素晴らしい。

今や国語さえ、『役に立つこと』『受験に有利な』
実利重視のプログラムに変更になろうとしている。
音楽や美術は少しずつ隅に置いやられ、
グローバル社会で必要な英語が、小学校から必修になる。

英語は喋れないといけないとつくづく思うが、
そもそもグローバルって何だろう?
外国で、日本のことをどれだけ自分の言葉で語れるのだろうか?
そもそも、話題は持っているのだろうか?

時代は違うが、
学校を終えてヘトヘトになるまで遊び、
秘密基地を作って怒られても、そこにある材料で何かを作り、
危ないと言われる道を探検して怒られても、
暗くなって怖くなっても、
何とか助けあって帰ってきた。
誘拐されたり殺される危険はもちろんあっただろう。でも。
身体を動かすだけではない。
時間を忘れて本読んだり絵を描いたり。
こういうことは言ってみれば、無駄という思い出と経験かもしれない。
だから何の役に立つのか?何かの答えになるか?
受験の役に立つのか?
答えは、たぶんほとんどノーだ。
でも、ひとは自分の目で見て感じて、体験しながら成長するものではないのか?
そうしてこそ、考えるようになるし、他人の痛みを感じることができるようになるし、
つらいことがあっても乗り越えていける心や知恵をもてるのではないのか?
それには膨大な無駄を経験することがとてもだいじだと私は思う。
それがどれだけ人生に彩りを添えるか、お上の方々には特に伝えたいが、
そんなことは難しい世の中でもあるようで。。

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