2006/11/27
「ずっとやっていらっしゃるから、○×はお詳しいですよね」
よく言われてしまいます。
勉強不足と言ってしまえばそれまでなのですが、
私の周りの人間は、アナドレないのです。
アナドレないどころか、私にいろいろな面白い話やヒントを持ってきてくれる
コウノトリみたいな人たちがたくさんいます。
私は10年ほどサックス教室をやっています。
自慢しますが、いい教室です。
私もいい先生ですが!
習いにきてくれるいわゆる生徒さんたち(セイトとは思ってないけど)が面白いのです。
年齢層は比較的高い、アダルトな教室。
ま、それもあっていい具合に練られてるってこともあるのでしょう。
おととい、当サックス博士T氏から、
全然知らないヨーロッパ出身の女性ピアニストの名前を教えてもらいました。
本当に私はまったく知りませんでした。
「なぜ、そんな方、ご存知なのですか」と尋ねたら
「たまたまサックス奏者のサイトにリンクしてて調べているうちに
ヨーロッパのサイトに行き・・・」
この方、ジャズには詳しいですが、
一般的にいうジャズオタクではまったくないのです。
クールに見える50代(いつまでも若いのだ、この方は)なのですが、
とことん調べてくれる、私の参謀役。
今やどちらがセンセーかわからない!
また別のとき、
最近入会されたNさん。
最初は「僕はジャズはそんなに詳しくないです」との自己申告。
でも、たまたまキースジャレットに話が及んだとき
「彼が○×してるLP知ってます???」
「知らない!!!!」
「20年ほど探しているんですが、見つかったら教えますよ」
「是非!」
さっそくさっき”あった”とメールが届きました。
このことは、ちょっとジャズが好きな人にとっては、
きっと有名な話なのでしょう。
私が知らなさすぎるだけかっ。
きいたら、Nさんは、昔レコード屋で働いていたそうです。
「詳しいではないか~」
今、教室のみんなでバンドをやろうとしているところなのですが、
その際に、バイリンガルのUさんが
「河口さん、○×*@<っていうアメリカのTVドラマ知ってます?
アレの曲がいいんですよ。
ああいう曲かっこいいんじゃないかと思って。」
さっそくURLが来た。
かっこいい!!
最近、私は「こういうことしようよ」と勝手に言うだけで、
セイトさんたちが、固めてくれます。
飲み会も、何かの段取りも、ぜ~んぶ。
シアワセなセンセーでしょう?
AREIA(アレイア)はポルトガル語で砂の意味です。
どこまでも続く砂浜のように、個であり、和であり、心地よく、時に潔く歩いて行きたい…と願っています。