2006/11/18
音楽は唯一の趣味なので、関係の本などもけっこう読みます。
きっかけは忘れたけれど、
図書館で偶然ジョン・ケージを友人たちが語っている本を見つけ、
いたく感動してから、
彼を基点に横へ関連人物が広がり、音楽だけでなく絵画やダンスといった
ジャンルにもちょっと踏み込んだりできました。
同じ頃、これは間違いなく私の文化?の師匠である姉の影響で、
武満徹さんのエッセイを読んでから、
その美しい文体にいたく感動し、
その他の書籍も読破し、
はじめて武満さんの音楽を聴くに至りました。
武満さんがバッハのマタイ受難曲をこよなく愛していらっしゃった、ということを知り、
今、生まれて初めて聴いています。
なんと美しい音楽なのでしょう。
このトシになって、
昔は勉強しなくては、とか
聴かなくては、と思ってはいても、
今ひとつ手が出なかった様々なものを、
ごく自然に、それもいいなあと感じて楽しめるようになりました。
何かをきっかけに点と点だったものがどんどん
つながって横へ広がっていく様は、自分でもゾクゾクします。
トシをとることは、素晴らしいことです。
AREIA(アレイア)はポルトガル語で砂の意味です。
どこまでも続く砂浜のように、個であり、和であり、心地よく、時に潔く歩いて行きたい…と願っています。